足るを知る

インドで妊娠→日本で里帰り出産

23週 帰国して早1か月

日本に帰国してあと数日で1か月になります。

今のところトラブルもなく(不育症だけど)23週を迎えました。

あっという間に妊娠6か月も終わります。

胎動がポコポコしているので、初期のころのような不安は薄れてきたかな。

市のプレママ教室(全3回)の1回目に出席したり、歯科検診にいったり、楽天で買うものリストを作ったり。

前向きに赤ちゃんを迎える準備を進めているところです。

 

妊娠して胎児の生命力について考えるようになりました。

おそらく抗リン脂質抗体症候群APS)のせいで初期流産してしまったときと違い、いま23週にさしかかったこの赤子は、受精したのがインドだろうがつわりでバナナとリンゴしか食べれなかろうが、そんなもん関係ねえといわんばかりにガンガン育っています。育つ子は何しても育つという言葉、知っちゃいたんですが実感しました。

 

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里帰りしている実家には姉(未婚)がいまして、私は昔と同じように姉と同じ部屋を間仕切りで共有しています。音は筒抜けなので、私が子供を産んだらその部屋は使えない。

じゃあ1階に私と赤子のスペースを作ろうと思っても、1階には父の趣味のもの(というか、がらくた)がたくさんあって、とてもじゃないけど赤ちゃんと健やかに暮らせる環境じゃない。

つまり今のところ実家で赤ちゃんと過ごせる十分なスペースがないのです。

そこで急浮上したのが、「家のすぐ近くに赤子との寝泊り用の部屋を借りる」。

せっかく実家に里帰りしたのにお金もかかるし嫌なんだけど、背に腹は代えられぬ。

というわけで、ここにきて実家から徒歩100メートルのところにある部屋を借りることになりそうです。食事や洗濯は実家でやるけど、寝泊りは別、みたいな。

4月の夫の一時帰国にあわせて、安定期で動けるうちに巣作りを進めていこうと思います。いったいどうなることやら。

ニュータウンが好き。

実家は車がないとなかなか不便な田舎のニュータウンです。

いちおう都内から電車で1時間以内なのがウリ。いわゆる都心のベッドタウンってやつだ。

若いころは嫌だった「家以外なんもない」環境も、35になって戻ってみれば、ニュータウンならではの計画された広々とした道路とか、きれいに植わった街路樹とか、静かな住環境とか。とても好ましく見える。

30坪くらいある実家の庭はいつの間にか家庭菜園ができるようになっていて、お味噌汁に入れるネギをちょっと庭からとってくる、なんてこともできる。

七輪+備長炭で火をおこし、庭で焼き肉をすることも。

田舎ニュータウンならではの楽しみである。

 

一方で老人世帯の比率が圧倒的に増え、ニュータウンの闇も垣間見える。

20年前は子供が多すぎて小学校が分校になるくらいだったのに、今は2クラス程度しかないとか。若い世帯はニュータウンの不便な奥のほうに家を買っていて、駅に近いところには老人が住み続けている。60坪以上の大きな家は老人世帯には維持するのが大変で庭が荒れ放題な家もある。

それでも私はこの無機質で人工的なニュータウンが好きだ。

 

こじゃれたカフェや雑貨屋がそこかしこにある東京の生活に憧れて大学から都内に出始め、都内に就職し、24で一人暮らしをはじめ、気づいたら神奈川に引っ越しして結婚し、どんどん西に移動し、まさかインドに住むことになったとしても、私の原風景はニュータウンのそれだ。

人の気配がないニュータウンの冬の夕暮れとか淋しすぎてゾクゾクしてくる。都内でいうと天王洲アイルとか、ああいう人工的で人気がないところに惹かれるのはニュータウンで育ったことが大きい。

 

夫の会社は神奈川なので、家を買うとしたらたぶん神奈川になると思う。

一時期家探しもしたのだがなかなか土地が高くて、たぶんマンション住まいになる。

最近運動もかねて実家の周りをウォーキングしているのだが、歯抜けになった土地が売りに出ていた。土地70坪、カーポート4台付きの建売物件が2580万。や、安い・・・。注文住宅でも4000万しないんじゃないか。

家計が厳しい子育て世代のみなさん、住み手のなくなった田舎のニュータウンなんていかがでしょうか。車は必須だけど、伸び伸び住みやすいですよ。なんてね。

日本に帰国して10日経過 楽天カード

日本に慣れました。

なに食べても美味いと感動するあのフィーバー状態は終わり、少しさびしい。

今日なんて「このミカン、もう少し酸味があるといいね」とか言ってるし。

2週間前の私だったらぶっ飛ばしてるぞ。贅沢いってんじゃねえ!!黙って食え!!って。

人間って贅沢に慣れるのは早いんだなあ。

 

夫がインドに帰っていきました。あの修羅の国に。

なんか妊娠してるから仕方ないとはいえ、ひとりで戻らせるのが本当に申し訳なくて。

一緒に戦えなくてごめんなさい。せめて元気な子を産みます。

健康面が一番気がかり。そしてメンタル面も。

好きでインドに住んでるわけじゃない。仕事だから行ってる。正直いって長く住む国ではないと思うし、実際彼の上司たちは次々と体を何かに蝕まれ、帰国していく。

そのくらいふつーの日本人にとっては「苛酷」な国だ。

夫の会社では赴任国のハードさに応じて追加のお手当が異なるのだが、インドはトップクラスで高い。お給料上がるぜやった~と思うべきか、病む可能性の高さにおののくべきか。

でもまあ5年間待ちわびた赤子をお迎えできるってだけでインドに行った甲斐がありましたわ。早く任期を終えて3人で暮らしたい。

 

日本に帰って実家に転送された郵便物を見ていたら、楽天プレミアムカードのインビテーションがきていました。

これから赤子グッズを買うのにたくさん楽天を使うだろうから、楽天カード作ろうかなと思っていたところでした。

なんで主婦の私にインビテーションがきたかというと、たぶんインドに行く前に楽天で大量に生活物資を買ったからでしょう。プラチナ会員になってた気がします。

ちなみに今まで楽天カードは作ったことはないです。

 

<メリット>

・インビテーション期間に加入すると年会費が5年間無料(通常は10800円)

・15000円分のポイントをもらえる。

・空港のラウンジが使えるプライオリティパスのプレステージ会員(ラウンジを何回でも無料で利用する事が出来る)になれる。今後赤子を連れてインドに行く可能性を考えると入っておいて損はない。ちなみにプレステージ会員は年会費399ドル。

楽天ポイントが常時7倍(内訳:通常ポイント1倍、楽天カード利用+3倍、アプリで+1倍、楽天プレミアムカード利用で+1倍、楽天バイル利用で+1倍)

・カード付帯保険が大きい

 

<デメリット>

・引き落とし口座を夫名義にできない

・6年目以降は年会費10800円がかかる(解約予定)

 

というわけでメリット>デメリットなので加入しました。

専業主婦ですが夫の年収を記入する欄もあり、あっさりと審査は通りました。

買うべき赤子グッズを見極めつつ、ポイントを貯めまくり&使いまくりたいと思います。

 

あとはメルカリでマタニティ服をぽちぽち買っています。

マタニティ服って期間限定だけどやっぱりあると便利ですしね。家にいながらショッピングできるのはほんと助かる。

19週 帰国/妊婦検診in日本

19週で帰国し、数日が経ちました。

成田空港で何もかもがスムーズなのでひたすら感動し、

外に出てあまりの寒さに気が遠くなりかけたけど、

空気が透明で視界がクリアで深呼吸すると気持ちよくて、

あ~~~日本の冬だ!!って実感した。

インドもタイも、冬がないからさ。

 

バスタブのお湯は透明で、安心して入れるし、もう何もかもが快適だよね。

日本最高だよ。水道ひねればきれいな水が出てくるし。

そして何食べてもうめーんだ。コンビニとかきれいすぎて涙出てくる。無駄に入っちゃうよ。道にゴミが落ちてない。すばらしい。それだけでこの国を誇れる。

 

数日実家で休んだ今日、車で10分ほどの総合病院にいってきました。

産婦人科にて初診。

母子手帳はまだ持ってないので今日は自費です。

紹介状を渡して先生に今までの経緯を説明する。

・過去2回の心拍停止後初期流産があること

・妊娠後、インドで血液検査をしたら抗リン脂質抗体症候群の項目のひとつにひっかかったこと

・上記のため低用量アスピリンを1日1錠、36週まで飲むよう指示されていること

・6週間後に再検査したら陽性(43.5)→弱陽性(30)になったこと

・現時点でヘパリンの自己注射は必要ないと言われていること

・3年前に子宮筋腫の手術を受けており、先生から帝王切開といわれていること

 

インドは検査結果はすべて印刷してくれるので、説明するのに楽だった。

先生も「ここまで細かくやるんだ」って驚いてた。

唯一のインドのいいところです。

 

そういった事情を踏まえてここでフォローできる妊婦なのか、もっと大きい病院へ紹介したほうがいいのか、先生たちで検討してくれることになった。

2週間後、再度受診予定。

 

そして、エコーではすっかり大きくなったちびすけと、約2か月ぶりに会えました。

最近ポコポコと胎動を感じるようになったので不安は以前よりは減っているものの、基本ビビりなので、はじめはエコー画面を見れなかった。おそるおそる見てみると、力強い心拍と大きくなった頭が見えた。

へーい、元気だったかい。

もう何回も飛行機に乗って、しっかり成長して、ほんとに君はすごいね。私がビビりまくって不安がってても、どこ吹く風だね。

インドで受精したベビーだし、とても強い子なんだろう。これからしっかり栄養をとっていくから、もっともっと大きくなってね。

 

性別はいまのところ女の子っぽい。けど、もうどっちでもいいから無事で産まれてきてほしい~~。ただただ、それだけです。

妊娠報告のタイミング(私の場合)

不育症である私、産まれるまでまったく安心はできませんが、安定期に入ったところで日本への帰国報告と合わせて周囲に妊娠報告をしました。

 

思えば今から約5年前、はじめて妊娠したのは結婚式の翌月。たぶん浮かれていた私は5週で友達に報告してました。あほです。迂闊すぎるし言われたほうも困る。今ならそう思います。その後、5週で出血がはじまり、切迫流産で入院→流産となり、安易な報告を激しく後悔しました。

2回目は実母と義母のみに報告。やはり9週で流産となってしまう。

3度目の今回は、

実母・姉→10週(心拍確認後)

義母→17週(5か月)

仲の良い友達→17週(5か月)

というかんじでした。

友達の範囲は、幼馴染数名と、大学の友達で今も付き合いのある子のみです。

それ以外の友達ともLINEでやり取りすることはありますが、生まれてからor会ったときに折を見て報告しようかなと思います。

FBはやってないです。

あと、インドで知り合って直接会う機会のあるお友達。私のいる街は日本人会主催の新人芸というのがあり、その準備がけっこうハードなんです。私は妊娠していることを隠しながら必死に踊りの練習をしていました。10週くらいのときに同じチームのメンバーに報告しました。

 

個人的には、子どもが生まれたあとの年賀状は、赤ちゃんの写真バーンはやめたいと思っています。

家族が増えました、と最後に一筆添えるくらいでいいかなと。

 

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なんでインドで妊娠(継続)したのかなあ、と考えていたら、ひとつ日本と大きく違ったのが「赤ちゃんや子供と接する機会が増えた」ということです。

私には姉がいますが結婚していないので姪っ子や甥っ子がいません。自分自身が末っ子なので、下の子のお世話というのをしたことがないんです。

だから正直、自分に赤ちゃんがいて育ててるイメージがまったくわきませんでした。

そういう人って現代日本では多いんじゃないかな。仕事も金融事務だったから子供と身近に接する機会なんてほどんとないし。

ところがインドにて、状況は変わりました。前述の新人芸の練習には家族全員がくるため、1歳児~10歳くらいまでの子供が10名以上集まるわけです。軽く保育園状態。

遊びまわる子供をつかまえたり目を離せなかったり、一緒に踊ったり。いつの間にか子供(赤ちゃん)がいる状態が自然になっていきました。

名前を覚えると愛着がわくし、特に3歳くらいの子とおしゃべりしてると楽しい。男の子も可愛いし、女の子も可愛い。子どもがいる生活は大変そうだけど、いいなあって素直に思えるようになりました。

特にインドという過酷な国に帯同してる家族は結束がかたいというか、一言でいうと家族仲がよい方々が多かったです。そういう家族を見てるとホワ~っとなってくるんですよね。家族っていいなあと。

それが直接の原因ではないけど、要因のひとつではあったんじゃないかなあ。

インド最後の診察 妊娠初期症状振り返り

今日から18週になりました。5か月折り返しです。

 

今更ですが妊娠した周期と初期症状を振り返り。

・妊娠した周期はタイミングを取るというより、旦那と久しぶりに会ったので自然とそういう機会が増えていました。思い返すと排卵日と思われる日もそういうことをしていた気がします。

・近所のヨガに通い始めて、90分×週3を繰り返してました。慣れれば大丈夫とはいえ、はじめのころは筋肉痛になってました。呼吸法などたっぷりやったからか、血の巡りがよくなったのかもしれません。

・生理予定日近辺で喉が痛くなり、鼻水が止まらなくなりました。あまり鼻風邪はやらないのであれ?と思ったのを覚えています。それから鼻水が10日間くらい延々と出続けました。

・生理予定日3日前くらいにピンクのおりものがでました。着床出血かな。

・生理予定日から1週間後に妊検をして、すぐ陽性が出ました。

 

今まで何回か妊娠したけど、初期症状が丸被りすることってないですね。鼻水が出続けたのはこれがはじめてでした。

 

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昨日、産婦人科で最後の診察を受けてきました。

13時に行ったけど、今ドクターがランチ食べてるからちょっと待っててっていわれたw

インドっぽい。

診察はとてもシンプルで、体重と血圧をはかって、ドップラーで心音をきいて(150bpmくらいでした)終わり。サンキュードクター。

日本への紹介状と、いろんなサプリメントをもらいました。

鉄+葉酸、カルシウム、マルチビタミン

USA製なので錠剤がいちいちでかい。絶対飲み込めない。困ったもんだ。日本に帰ったら小さめの錠剤のを買いなおそうと思います。

あと鉄にもマルチビタミンにも葉酸が1.5mgずつ含まれていて、2種類飲むと3mg。でも、日本の推奨量って0.4mg(μg)なんですよね。今までも1.5mgの葉酸を飲み続けて胎児にも異常はないからあまり心配してないけど、どうしてこうも違うんだろう。

葉酸は過剰分は体外に排出されるそうですが、日本は過剰摂取を嫌がりますよね。欧米は4mgとか飲むみたい。食生活の違いなどが原因かなー。

日本に帰ったら食事からしっかり栄養とろうと思います。

なんでインドで妊娠したんだろう

妊娠5か月、17週後半です。

バンコク年越しはほんとよかったんですけど、帰印してから疲れの大波が襲ってきて、帰宅するなり久しぶりのリバース。

翌々日のリウマチ科の診察も、行きの車の中でリバース。直前に食べたいちご味のゼリーの香り付き。

病院から帰ってきてからベッドから立てなくなり、水飲んでも吐くのでやべ~~と思い3日間ひたすら寝込む。ペットボトルをすするようにして生き延びる。バンコクで増やした体重が一気にチャラになる。

4日目、生まれ変わったように元気になる。

妊婦の吐き気と疲れは直結することをこの身で実証しました。

 

疲労からくるつわりのぶり返しは怖い。妊婦は無理しちゃだめってよくいうけど、ほんと無理しちゃだめだわ。まだまだいけるって思っても腹八分目で休まないとそのあとが酷い。

あと10日で故郷ジャパンに帰れるんですけど、寒さからくる風邪で絶対一回はやられると思うんです。インフルだけにはならんように気をつけないと。

 

ほんとなんでインドで妊娠したんだろう。

よりによってというか・・・結婚して5年、日本では流産したりセックスレスになったり旦那がED気味になったり散々だったのに。

インド行ってたったの2か月、旦那と手と手を取り合って苛酷な環境でやってくうちに自然に妊娠してた。旦那、ふつーに性欲復活してるし。おいおい。白髪は増えて体重も一時期6キロ減って、苛酷な環境で人間の生存本能が目覚めたのかね?

 

大体、日本で2回も心拍確認後の流産をして、大学病院で不育の検査して何にも引っかからなくて、インドいって先生がたまたま追加した抗体検査でひっかかるってなにさ。アスピリンをほいっと処方されて気が付けば安定期まできちゃったよ。

インドだからここまできたのかな?

インド、いま嫌いだけどw

運命とは安易なのでいいたくないが、インドってところが「あ~それっぽい」って思っちゃう。

母子手帳もないし、母親学級もない。アメリカ式なのでエコー検査なんてまだ2回しかしてないし、尿検査なんて1回もしてないし、いまだに出産予定日もいわれてないし、その割に出生前診断はがっつりやるし、体重制限なんてないし。やせるとものすごく深刻そうに「食べなさい」っていわれるし。

でも、なんだろう。日本で、日本語で、たくさんの情報と不安にさらされるより、ずいぶん気は楽だった。

バンコクへ行ってきた/リウマチ科の診察

安定期に入ったと同時に飛行機で3時間ほどのバンコクに行きました。

バンコクにしたのは、乗り継ぎ含めて15時間かかる真冬の日本へ帰るより、身体的負担が少ないこと。つわりでインド飯が食べられなくなったので、日本食が充実している近場のバンコクで栄養補給と休息をとること。そして伊勢丹や日系スーパーで買い出しができること。これが理由でした。

妊婦が飛行機に乗ることは賛否両論ありますが、安定期に入ったのであれば医師と体調と相談の上で乗ってもいいと思います。血流が滞らないようにこまめに足を動かしたり、通路側の席を予約したり、小さい工夫は必要ですが。

 

それにしてもバンコク。行ってよかった!東京とほぼ同じくらいの大都会バンコクは、清潔であたたかくてご飯は美味しいしパラダイスでした。デパートもぴっかぴかで、日本と変わらないじゃないか。今までつわりであまり食べられなかったお肉などのたんぱく質や、何より新鮮な野菜がたくさん食べられて大満足。

予約していったマタニティマッサージも受けられてよかった~。日本よりだいぶお安いね。

 

なにより「歩道を自分の好きなように歩ける」ってことがこんなに幸せなことだったなんて。自分の脚で自分のペースで歩く。当たり前のことに感動する夫婦ふたり。

体調を見ながら体力を取り戻すべく、一日1万歩程度歩きました。インドにいると本当に運動不足になるので。

 

滞在中お世話になったのはスクンビットソイ24にあるマリオットエグゼクティブアパート。サービスアパートメントタイプのホテルで、乾燥機付き洗濯機、電子レンジ、家庭用冷蔵庫、食洗器、キッチンがついているので長期滞在にはぴったりでした。

 

たっぷり8日間滞在して、晴れ晴れとした気分でインドに戻ったのは午前2時。無駄なセキュリティチェックに出てくるのが遅い荷物。気を抜くと割り込んでくるおっさん。

ああインドに戻ってきてしまった・・・と夫と疲れ切った顔で苦笑い。

 

翌々日にリウマチ科の病院へ行きました。

抗カルジオリピン抗体igmの検査結果では、前回より値が下がっているのと現状不正出血などの症状がないことから、ヘパリンの自己注射は必要なしとのこと。

私が2週間後に日本に帰るため、病院あてに紹介状も書いてくれました。手書きでw

あなたはハイリスクだから絶対に大学病院がいいわよ、と強調して書いてくれました。

というわけで、不育症に関してはアスピリンのみ服用ということになりました。

前回お腹の子の心音をきいたのが約3週間前なので、いま元気なのかわかんないけど、とりあえずひとつひとつ課題をクリアしていくしかないよね。

次は産婦人科の診察、そしていよいよ帰国準備だ。日本て真冬なんだよね。どんな格好すればいいのかわから~ん・・・。

もやもや

夜になって急に不安が強くなった。

 

抗リン脂質抗体症候群。日本で検査したときには全部陰性だったのに。妊娠後に検査したら陽性だった。そもそも日本で検査したときの検査項目の記憶があいまいで、抗カルジオリピン抗体IGMを測ったのかどうかわからない。いやでも自費項目を含めすべてやったのだから、きっと当時は陰性だったんだ。(電話で問い合わせたけどセンシティブ情報だから教えてくれなかった)

 

今回、明らかに数値が高いのにヘパリンを打たなくていいのか。

こんな週数まで来てしまったのだから腹をくくるしかないのだろうか。

この病名は安定期に入ったからって安心できない。流産・死産が生まれるまでつきまとう。

海外で自由に動けない状態で、ひたすらネットを検索して不安に陥る悪循環。無事にうまれた人はみんなアスピリン+ヘパリン併用している気がする。

この数値でアスピリンのみなんて、自殺行為なんじゃ・・・。

不安が伝播したのか心なしか腹も張っている。

つわりがあるからって安心できない。先週力強い心音をきいたけど安心できない。

きっと何をしたって安心できないんだ、今の私は。

 

不育症の患者さんが長い検査・治療を経て無事に出産したブログ記事をみると「よかった」と我がことのように思う。ここに至るまでどれだけつらい思いをしたんだろう、と思うと涙がこみあげてくる。

無事に生まれるってこんなに尊いことなんだ。

暗い記事ですみません・・・。

再検査結果 メイドを雇う ヨーグルティア もろもろ

抗リン脂質抗体症候群の指標となる血液検査の結果がでました。

抗カルジオリピン抗体IGM・・・30MPL U/ml

基準値では10以下が陰性、40以上が陽性。

その中間は英語で「Weak Positive」とありました。

前回は「43.5」でばりばり陽性だったので、若干数値としては下がった。

でも「Weak Positive」だから、何らかの治療は必要なんだよね。微妙な数値・・・。

アスピリン単独療法でいけるのか、ヘパリン併用療法をするのか。

先生の判断基準がおそらくアメリカ医療なので、日本とは違うとはいえ、なんかもう15週まできちゃってるので、いまさらヘパリン打つのかい?という気にもなっているのが正直なところ。通常は妊娠判明と同時に治療開始だから。

でもこれから赤ちゃんがぐんぐん大きくなってくるのに万が一自分の抗体が悪さをして臍帯に血栓を作ってしまったらと思うと、ぞっとする。

わ~家で心音きける機械が欲しいよ~エンジェルサウンドだっけ?日本だったらそっこうで買ってるわ。

 

お世話になってる医療通訳さんにこの検査結果を渡して産婦人科先生に意見を求めたところ(本人いなくても教えてくれるあたりがインドならではおおらかさだ)「リウマチ科の先生の意見をききたいから診察にいって」とのこと。

そしたらリウマチ科の先生、正月明けまで休みでいないんだって。

産婦人科先生「じゃあ正月明けに診察にいって。それまではアスピリン飲めばOKよ」。

アバウトw

でもまあ、しかたない。腹くくって年越しバンコクを楽しもう。

つわりでめっきり体力が減って、体重も4.5kg減ってしまった。インドにいるとほとんど歩かなくなるので(車による移動がメイン。外は危険なので基本ひとり歩きはNG)少しは歩いて体力を取り戻そう。

あとはなるようになるさ。というかなるようにしかならないんだ。

 

***

 

最近「ヨーグルティア」を買いました。

ヨーグルトや甘酒、納豆なんかを作れる発酵機です。知り合いの船便に紛れ込ませていただきました。

さっそく甘酒とヨーグルトを作り、つわり中に弱ったからだに「飲む点滴」といわれる甘酒を流し込んだところ、即リバース。

がっかりです。

ヨーグルトは美味しく食べれました。さっそく便通がよくなり、ほっと一息。

そのあと夕飯で白菜(インドではチャイニーズキャベツという名前で売られている)を茹でてポン酢かけたやつをせっせと食べていたら、ポン酢でむせ、せき込んでいるうちにリバース。ああせっかく食べたのにもったいない。

吐くのうまくなったな・・・吐きながら「今回はあと3吐きくらいで終わる」とか考えてるもんな。

 

つわりが酷くなる直前、お友達からの紹介で掃除メイドを雇いました。ほんと雇ってよかった。日本人に慣れてるし、いわなくてもちゃきちゃきやってくれるし、助かる。週に3日、1日2時間バストイレと床の掃除、お皿洗い、洗濯、アイロン、ゴミ捨てしてもらって、月に9000円くらいかな。これでもかなり相場より高いんですよ。

インドの家は石造りで、床も石。モップ掛けするにも無駄に広い(4ベッドルーム、バストイレが3つとか)ので基本メイドを雇うのが当たり前。メイド文化が当たり前のように根付いているので、中流のインド人家庭にもメイドは普通にいる。

盗難だけには気をつけていますが、今のところ金品を盗られる様子はない。でも油断は大敵。ここはインド。

別の方からきいた話だと、金品じゃなくて、洗剤とか、小麦粉とかを毎日少しずつ持って帰るメイドもいるらしい。欲しいなら分けるのに!盗んじゃだめだよ!