足るを知る

インドで妊娠→日本で里帰り出産

こんなことがあるなんて。

嫌な予感は的中した。


9週4日で検診にいったら、黒々とした胎嚢しかみえなかった。

うまく育たなかったのね。

先生の声が聞こえた。


これは現実か?

ぼんやり思う。


心拍確認後の流産は、2回目だ。


やっぱりおかしいのかな、私の身体。

不育症という言葉がぐるぐる回る。

ここで不育症の検査や治療はしてもらえるのか。そんなことを考える。


目の前のショックから逃げたくて、先のことばかり考えるわたしの悪い癖だ。


そして今日は入院日。

明日が処置する日。


流産して悲しいとか、そういう感情はあまりわかず、なんでだろうとか、これからどうしようとか、またがんばろうとか、よくわからない感情が渦巻いてる。


夫と悲しみをわけあって、普通に過ごした。なんでこんなに普通に過ごせるんだろう。わたしメンタルもおかしいのかな。妊娠の実感も母性もまだわかなかったからかな。

淡々としているわたしって、おかしいのかな。涙は出るんだけど、ずっとは出ない。


だけど。

自分の流産は我慢できたけど、奇しくも同日に地元の仲良し友達が出産した。

送られてきた写真つきのLINE…可愛いね。めいいっぱいテンションあげて喜んだ。


でも辛い。嫉妬じゃなくて、心からうらやましい。今度はポロポロ涙が出た。


そしたら今日も、別の友達から出産報告LINEが。前置胎盤で緊急帝王切開になったそうだ。可愛い女の子だ。


命かけました!と報告くれた彼女におめでとうと返信。

実はいま、流産して入院中なんだとはいわなかったよ、さすがに。


でも言いたいよ。叫びたいよ。おめでとう!でも私は地獄です!どん底です!