足るを知る

インドで妊娠→日本で里帰り出産

育児の孤独感

なかなか子どもができなくて悩んでる時、育児は孤独とか赤ちゃんと2人でいると欝になりそうだという声をネットやテレビで見て、なぜなのかよくわからなかった。当時私は無職の専業主婦で、知り合いのいない土地に住んでいたため日中は基本ひとりだった。当然夫が帰ってくるまで会話はない。出不精なため電車に乗って友達に会いに行くわけでもなく家庭菜園をやったりネットをやったりゲームをしたりたまにヨガにいったりしていた。これこそ孤独な生活ではないのだろうか。赤ちゃんとはいえ他者がいるなら孤独ではないんじゃないか?たとえ赤子と会話ができなくても話しかけたりしてれば孤独なんて感じないんじゃないのかと思っていた。



今思う。

子育ては孤独だ。


100m先に実家があっても孤独だ。


育児の主責任者が私である以上、たぶん夫がいても孤独だ。


なぜなのか少し考えて、育児には明快な答えがないからだと思った。たとえ同じ月齢の赤ちゃんがまわりにいたとしても、すべての赤子に当てはまる育児方法なんてものはない。言葉の通じない赤子を抱えながら親はその子について考え続けなくちゃいけない。それはとても孤独な作業だ。


赤子が泣くと理由を考える。理由が当たることなんてほとんどない。ミルク飲んで眠くなってきたタイミングだけはわかるけど、それ以外はよくわからない。特に起き抜けに号泣する理由なんてわかるはずもない。すべて憶測だ。

わからないことが多すぎる。36年生きてきた経験がまったく役に立たない。それでも命を預かった以上、考え続けなくちゃいけない。


この孤独感。



単身赴任の夫に、この孤独感を説明しても理解してもらえないだろう。


ただ、孤独感を共有することはできる。解決はしないけど。


なんで泣いてるんだろうね。

ほんとにね。


この会話だけで孤独感はずいぶんやわらぐ。

だから私は毎日母と姉のいる実家にせっせと通う。大人と会話したいのと、この孤独感を共有したいから。


最近ムスメはとびきりの笑顔をおばーちゃんに向け、なぜか私には笑ってくれない。どうも私のことは乗り物だと思ってるんじゃないか疑惑。そんな4ヶ月目!


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夜中の直母→ミルク時間を少しでも短くしたくて哺乳瓶の乳首を軽率にサイズアップしたらあまりにも楽に飲めることに味をしめたムスメが母乳なんてチンタラ飲んでられっかと言わんばかりに母乳を拒否しはじめた。一応混合栄養でミルクを1日500-600、その他を母乳で補っていたのだがここにきて完ミになるかもしれない。いや完ミになるタイミングはムスメに任せてたから別にいいんだけど軽率な乳首のサイズアップが悔やまれる。