インドで妊娠初期 つわりとの闘い NIPT検査など
何の因果か駐在帯同中にインドで妊娠し、現在14週です。
9週から本格的につわりが到来し、13週でピーク。14週の今も油断すると胃もたれから嘔吐しますが、少しずつつわりが薄れてきているような気がします。
ピーク時でも多くて1日2回程度の嘔吐だったので、妊娠悪阻で苦しんでいるかたよりは軽かったんだと思います。
おなかは空くのに食べれない。何を食べていいのか途方に暮れる。
インド飯はもちろんNG。想像しただけで吐き気。
もちろんコンビニやお惣菜などの便利なお店もなく(ドミノピザとかはあるけど)自分で1から作るか日本から持ち込んだレトルトに頼るしかない。
とにかくキッチンに立つのが憂鬱。特に生肉に触りたくない。
バナナ、りんご、梨、高野豆腐、そうめん、フリーズドライの雑炊等で食いつなぎ、完全に栄養バランス崩している状態でここまできました。
体重は初診時からマイナス4キロ。
先生からはもっと食べないとだめといわれる。でも無理なんだよ~
処方された吐き気止め(ドキシネート)を夜1錠だけ飲むようになる。
アメリカでは承認されている薬です。
飲んでから2時間後くらいに抗いがたい眠気が襲い、そのまま就寝。
たしかに吐き気はとまる。
妊婦に吐き気止めは日本では嫌がられますが、インドではわりとほいほい処方されます。
日本ではつわりは耐えろ。赤ちゃんに万が一のことがあったら困るから薬は飲まないってかんじですよね。どちらがいい悪いではなく、国によってだいぶスタンスも変わりますね。
でも個人的には、つわりによって点滴生活になったり中絶を選ぶくらいなら、承認されている吐き気止めを個人輸入してでも飲んだほうがいいと思うのです。
今はとにかく日本食が恋しい。先日、街の日本食レストランで沢庵や梅キュウリ巻きを食べたらまったく胃もたれせずに食べられて感動しました。素晴らしい。日本食最高。
来週からはお隣の国タイへ行き、バンコクでのんびり年越ししながら日本食を食べまくる計画です。
***
(今までの備忘録)
10/14:初診。アポロ病院へ。既往について説明・初期の血液検査実施。
10/18:血液検査の結果をきく。抗カルジオリピン抗体IGMが43.5と高値で引っかかる。その日から低用量アスピリン服用開始。別途リウマチ科の先生にかかるよう指示を受ける。
10/21(6W4D):エコー検査。インドでは担当医ではなく専門の技師が行う。あとでもらったスキャンレポートには胎嚢、卵黄嚢、心拍、大きさ、心拍数について記載。異常なし。子宮頚管の長さについても記載あり。所見欄には次回は11-13Wのスキャン予定と記載。
11/7:別病院でリウマチ科を受診。抗核抗体と抗SS-A抗体の2項目を血液検査。どちらも膠原病にかかわる項目。
11/15:リウマチ科にて血液検査の結果をきく。どちらも陰性。ヘパリンが必要かどうか、抗カルジオリピン抗体IGMの再テストをしないといけない。それには6週間間をあけることになっているらしい。
11/18(10W4D):産婦人科にて問診と触診。体重が1か月前に比べて2キロ落ちているからつわり止めの薬のんで体重をキープしてといわれる。日本では未承認のドキシネートという吐き気止めとピンク色の謎の胃薬を処方されている。アメリカやカナダではポピュラーらしいが、今の時期の服薬は最低限にしたくて飲んでいなかった。それでなくてもアスピリン飲んでるし。我慢できなくなったら飲むか。
触診は医師が直接膣内と腹上から子宮をさわりながら行うもの。問題なし。2週間後にダウン症のスクリーニングのための検査をするとのこと。
12/1(12W1d):産婦人科にてエコー検査とダウン症等の染色体異常に関するスクリーニング血液検査。赤ちゃんはCRL62mmと大きくなっていた。頭の大きさ等も問題なし。はじめて、9Wの壁を越えた。心拍を見たのは2回あったけど、それからほどなくして二人とも亡くなってしまった。今回、またしてもエコーの先生に「ALL FINE」と力強く言われた時には泣きそうになってしまった。
12/2(12W2D):日本の実家で里帰り出産をすべく、里帰り希望の病院にTEL。一通り事情を説明し、日本へ帰国したら正式に予約することになった。そのついで?に母に妊娠を報告。今までの流産のことがあったから、報告するのはもう少し後でもいいかなと思ったけど、喜んでくれた。義母には年明けに話そう。
12/16(14W2D):産婦人科にて染色体異常スクリーニング検査の結果をきく。結果は低リスク。詳細が記載されたレポートを受け取る。日本と違ってこうした検査結果はすべて紙に印刷されて渡されるからありがたい。
検査方法をネットで調べてみると、日本ではあまり行われていない「NIPT」という手法らしい。日本では「新型出生前診断」と呼ばれているようです。クアトロテストよりも信ぴょう性が高いとか。なんにも考えずに受けたけど、インドってアメリカ帰りの先生が多いせいか、けっこう医療水準は進んでいる気がします。お値段はエコーと血液検査あわせて4500ルピーほどでした。8000円くらいですね。下記リンク先だと自費で20万円・・・げげええ
新型出生前診断のNIPTとは?染色体検査をするの?時期や費用は? - こそだてハック
診察室で心音だけ聞かせてもらったあと(心拍数153bpm)、抗カルジオリピン抗体IGMの再血液検査を行う。これで数値が高ければ、ヘパリンが必要になる・・・。でもヘパリンを打てば子供が生まれるなら、喜んで打ちます。子供を亡くすよりいいです。
1年3か月ぶりエントリ。現在のこと。
前回(2015.7)から1年3か月も期間があきました。
あれから不妊治療(AIH)を5回やりましたがかすりもせず。
主人は相変わらずED気味で、自己流シリンジ法でがんばる日々。
出口の見えない妊活。今年で35歳という現実にも焦る。
そんな中、今年の2月、主人に突然海外赴任の辞令がくだる。
行先はインド。
インドーーー!?
もちろん行ったことはない。
そして3か月後(準備大変だったけどはしょる)、主人がひとまず先に旅立ち、その2か月後(準備大変だったけどはしょる)、私もインドに移住しました。
インド生活、思ったより快適で楽しいです。
毎日新鮮です。犬や牛がそこらへんうろうろしてて、人と共存しています。よくインドはカオスと表現されますが、まさにカオスな国。日本人の感覚では到底理解できないことばかり。
不便なことや不快なこともあるけど、日本でも同じことはたくさんあるので、インドっぽーいwと言いながら過ごしています。
環境が変わったのがよかったのか、インドに到着して2か月後、自然妊娠しました。ヨガに週3でいってたのが功を奏したのかしら。なんだか知らないうちに主人もEDから復活していました。
現在6週後半です。
こちらの病院でみてもらってます。
初診時に、2度の心拍確認後の流産があること、筋腫の摘出手術などの既往を紙にしたためて持っていきました。それを見た先生(サリーを着て、アクセサリーもたくさんつけています)が、血液検査に自己抗体の項目も追加してくれたようです。
私は横浜の大学病院で不育症に関して自費項目含めて精査したので、異常はないだろうと思っていました。
ところが、抗カルジオリピンIgM抗体が43と陽性でした。これが陽性ということは、抗リン脂質抗体といって、自己免疫異常の一つで、これにより血液が固まりやすくなり、血栓ができやすくなる体質の可能性があります。また、自分の細胞を攻撃してしまい、流産を引き起こすこともあるそうです。要するに、不育症であるということです。
これはいったいどういうことだろう?日本でやった検査に同じ項目はあったけど、あのときはすべて陰性だったはず。
混乱しましたが、先生はとりあえず私に低用量アスピリン75mgを処方してくれたのでした。
低用量アスピリンは抗血栓作用がある薬で、不育症の治療でよく用いられます。
日本の病院でも、次回妊娠した時には不安だからアスピリンを処方してほしいとお願いしましたが「異常がなかったので処方できません」とあえなく突っぱねられてしまいました。
インドの先生に感謝です。
ちなみにアスピリンのジェネリック医薬品でエコスピリンを処方されましたが、30錠で9ルピー(約15円)でした。むちゃくちゃ安いです。
とりあえずそれを1日1錠のみ、今日にいたります。
ちなみにアスピリンは市販のバファリンなどにも含まれていますが、こちらは低用量ではありませんので抗血栓作用はありません。あくまでも低用量なのがポイントです。ご注意ください。
あと、初診時に葉酸も処方されました。
そして2回目の診察である6W4Dの昨日、初エコーでした。CRLは7ミリ、心拍も正常でした。超音波の先生に「Everything fine.」と言われた時は泣きそうになりました。
そして超音波は日本のようにお股パカーン方式ではなく、寝台に横になり、タオルケットをかけて、その下からジェリーを塗った器具を挿入します。この方法のほうが恥ずかしくない。
そのレポートは患者である私に渡されます。ここも日本と違うと感じました。
血液検査の結果もオンラインで見ることができ、PDFに保存することもできます。印刷したレポートももらえます。これなら、日本に里帰り出産で帰国した際も、困りません。
エコーのレポートを見た先生、やっと笑顔になり「congratulation!」といって握手してくれました。また泣きそうになりました。
ただ念のため、自己抗体項目が陽性だったのでリウマチ科の先生にも診てもらうよう指示を受けました。
この子が、生まれてきてくれるかはわかりません。
私は9週で流産を2回やってるので、むしろ次の検診が山場です。
次のエコーは10週の予定なので、そこまで自分の心に予防線をしっかり張っていきます。
つわりもほとんどなく、なんでも食べれるし、出血もありません。
あ、こちらではつわり止めの薬と胃腸薬のシロップを処方されました。日本ではあまりきかないですよね。
わりとなんでも薬で解決するのかなーと思いました。
というわけで、現状でした。
D26 早くも終盤戦
高温期、早くも9日目です。
いつもなら期待してるとこなんですが。
今周期のタイミングが。
ぜ・・・全敗でした。
今周期は人工授精せず、自然なタイミングでいこうといっていた矢先。
旦那が、、、うまくできず。
わたしもそれ以上がんばれず。
ちーん。
D16の卵胞チェック、すくすく20ミリのまんまるに育ってくれてた。
のびおりも増え、しくしく下腹部痛もした。
悲しいくらい順調な排卵だった。
旦那は、全面的に協力してくれるんだけど、たぶん心が追いついてない。
そういう状況にさせてしまって、ごめんね。
男の人は女の人以上に、心の盛り上がりが必要なんだよね。
新婚の頃に戻りたい・・・。
いまドラゴンボールがあったら「妊活の知識を私たちから消し去って、なにも知らなかった頃に戻してくれー!」と頼むであろう。そんなかんじ。
次周期は、人工授精もしていこうね、ってことになった。
保険は大事。
*****
週2ですが、前の会社で派遣として働き始めました。
久しぶりにヒールの靴はいた。足痛い。
でも、ものすごく気がまぎれるぜ!!
週2ってとこがポイント。
D13 AMHの結果&卵胞チェック
今日は生まれてはじめて卵胞チェックにいきました。
午前9時半、すでに20人くらいいる。相変わらず盛況っすなあ。
10分くらいで呼ばれて、診察室に入ると今日はメガネの男性の先生。ちゃんと名乗ってくれて、のほほんとしてて、ほっとしました。
あー、わたし、やっぱり女医が苦手なのかも。男性のほうがあたりが柔らかい気がする。女同士容赦ないんだもの、女医さんって・・・。
まず、前回のAMHの結果を伝えられました。
4.4ng。
これは、年齢相応の数値だそうです。
卵子の在庫はあるから、焦ってステップアップしなくてもいいよ、といってくれました。
よかったー。排卵誘発剤使うかどうか、そういう話も一切なし。
夫と相談した結果、今周期は人工授精はやらずにタイミングでいきたい旨も伝えました。
それをふまえて、次に、内診。
右側の卵巣に16ミリの卵胞あり。内膜は約9ミリ。頚管粘液はまだまだ少ない。
自分でやってる排卵検査薬も、D10~本日D13までド陰性なので、エコーと合致してます。
卵胞が一日1~2ミリ成長し、約20ミリ前後で排卵することを考えると、D15~16くらいの排卵かもしれない。
だいたい、おなかがもにょもにょしはじめて、3日目くらいに排卵することが多いので、体感とも合致するな。
・・・。
ここまで考えて、「あれ?今までやってきた自己流タイミングと一緒なら、クリニック行く必要なくね?」と思ってしまった。
まあ、クリニックは補助的に通ってみるくらいで、ちょうどいいのかもしんない。
卵巣年齢やホルモン値は、自分ではどうしたってわからないわけだし。
「不妊専門の病院はね~、あそこも商売だからさ、ちょっと数値が悪いとすぐに治療(投薬や注射)をはじめてしまうからね」とY先生がいっていたことを思い出す。
悪気はないのよ。だって商売だから。妊娠させるのが目的のとこだしさ。
こんな片田舎の一番高いビルのてっぺんに、でででーんと構えていられるのは、のっぴきなしに訪れる、わたしのような患者がいるわけで。
だったらうまく活用してやろう。
そう思った次第です。
D2 クリニックデビュー
高温期11日目あたりから体温はどんどん下がり、昨日リセット。
腹痛はないけど、貧血からくる頭痛と眠気、だるさがひどい。
昨日は立っていられないくらい眠くて、夜10時にはバタンキューでした。
そして本日は近所の不妊治療専門クリニックにはじめていってきました。
月曜の午前中なのに、常時2~30人いる混みっぷり。盛況っすなあ。
今までやったホルモン検査とかの結果を全部先生に渡して、方針を相談。
ホルモン値は基準内だけど、流産してしまうのは卵子の質がよくないのかもねーってことで、排卵誘発剤使うかどうか検討することに。
排卵はちゃんとしてるんで黄体ホルモン補充したほうがよくないですか?ってきいたら、黄体は元をたどれば排卵した卵子なので、いい卵子を作ればよい黄体ができるという理屈らしい。
とりあえず今日はAMH検査をやって、次回卵胞チェックをするときに決めることにしました。
AMH検査は、卵巣にあとどのくらい卵子の在庫が残っているか調べる検査で、これが低いと早期閉経するかもしんないからステップアップ急いだほうがいいかもよ、ってことになるらしい。
いよいよ次回は卵胞チェック。排卵は無事するのでしょうか?
D24 高温期10 不育外来の結果
あっという間に高温期10日目。
高温期7日~8目、朝起きると心臓がばくばくするくらい暑くて、「これは期待大か?!」と思ったんですが、今朝は黄体がしぼんできているのがわかるほど、落ち着いた体温。
受精はしたんだけど着床に失敗したんかな~と勝手に妄想してます。
***
不育外来6回目にして、検査結果が出揃ったので、治療方針が言い渡されました。
初診からここまで2ヶ月・・・長かったぜえ。
いろいろ検査した項目の中で、唯一引っかかった「プロラクチン」。
再検査の結果、今回は基準値内でした。
これは素直にうれしい。
ホルモン分泌を司る、脳下垂体のツボ(足の親指の腹~付け根)を毎晩風呂上りに揉んだ成果か?!
ということで・・・習慣性流産に関わる項目については、なにも異常が見つかりませんでした。
そして、私に伝えられたのは「投薬等の治療はしない。普通に妊娠してOK。妊娠したら予約外できてください」というお言葉でした。
これは、医師一人の意見ではなく、カンファレンスにかけた結果だそうです。
・・・おお・・・
喜んでいいのかどうなのか・・・。
抗体がおかしいとか血栓ができやすいといった、明確な異常がないってことはいいことなのかも。
でも3回流産繰り返した何かは見つからなかった。
けど。まあ、なんでもかんでも投薬するわけじゃなくて、ちょっとほっとした。
結果もわかったことだし、今周期リセットしたら、近所のLCでタイミングを見てもらおうかな~と検討中です。
旦那の許可がとれれば、いきなり人工授精にいきたいのが本音。。
D8 不育外来 最後の検査
今日は不育外来に、前回やった自費検査の結果をききにいってきた。
結果は異常なし。あらためて、抗リン脂質抗体症候群(血が固まりやすくなる)のケはないということがわかった。
- 一般血液検査(肝機能や風疹など)→異常なし
- 子宮がん検査 →異常なし
- 子宮・膣の感染症(膣細菌検査・クラミジア) →異常なし
- 子宮形態(筋腫有無、内くう異常の有無) →異常なし
- 卵巣機能検査(低温相1回・高温相2回)→高温相は2回とも異常なし。低温相はプロラクチンが引っかかったので再検査。
- 甲状腺・糖尿病検査 →異常なし
- 自己抗体検査 →異常なし。
- 血液凝固能検査 →異常なし。自費項目も異常なし。
- 染色体検査 →夫と相談の結果やらないことにした。
この長々とした一連の検査で、異常値が出たのはプロラクチンのみとなり、今日はその再検査もした。
はじめに採血し、下垂体を刺激するホルモンを筋肉注射して、30分後にもいちど採血。
今日の看護士さんは注射がうまかったのか、前回よりは痛くなかった。でも気持ち悪くなるのは変わらず。注射が終わってすぐ「う・・・きぼぢわどぅい・・・」とせり上がる不快感と戦う。つわりってこんなかんじなのかな・・・。
この結果がでたら、カンファレンスにかけられて治療方針が決まるんだそうだ。
結果をききにいくのは2週間後。長っ!
リセット!
D30でリセットしました。
やはりタイミング1回では確率は低いわな・・・。
気持ち切り替えて卵巣刺激試験(再検査)がんばってきます。
ペーパードライバー克服のため、休日は夫に助手席にのってもらって運転してます。
この間山道やトンネルを含めて25キロ走りました。超疲れた。
車庫入れはまだまだ下手くそです。
子どもが生まれたら車が乗れると便利だろうし、今のうちにいっぱい練習しとこう!
あ、そういえば義兄夫婦に待望の赤ちゃんがうまれました。
可愛い女の子でした!
お義姉さんはたしか36か7だと思います(松たか子と同級といってたので)。
結婚して6年くらいたってるので、もしかしたら不妊治療をしていたのかもしれません。
赤ちゃん抱っこして、とても幸せそうに微笑んでいました。よかったよかった。
次は私たちだ~!